暖房の効きが悪いのは外壁のせい?断熱を強化できる塗料3つ
外壁塗装は美観や防水以外にも、室内を快適な温度で保つ効果があります。塗料次第で断熱の強化も可能です。冷暖房の効きが悪い場合など、外壁塗装で改善されることもあるほど塗料の効果は期待できるものです。中でも断熱に特化した塗料3つ紹介します。
断熱を強化できる塗料①
■ハイブリット断熱コート 「キルコ(旧名キルコート)」
遮熱・断熱どちらも備えた塗料です。さらに保温効果と防音効果、強力な粘着力、伸縮性200%、耐久性も15年以上という非常に優れた塗料と言えるでしょう。注目する点は多く、伸縮性の良さからクラックにも対応し、塗膜が伸びることでカバーできます。地震などでもその伸縮性でクラックを抑制できるメリットがあります。価格が高めという点はデメリットにもなりますが、耐久性を考慮すれば妥当でしょう。塗料が高機能なため劣化速度も遅く、メンテナンスコストを抑えることができます。カラーバリエーションは少ないながらも一般的なカラーは揃っています。鮮やかな色の表現ができない点だけ考慮すればデメリットの少ない塗料と言えます。
断熱を強化できる塗料②
■断熱塗料「GAINA(ガイナ)」
ガイナはロケット開発で培われた最先端の断熱技術を採用したJAXA(宇宙航空研究開発機構)ライセンス許諾の断熱塗料です。セラミックによるイオンバランス効果により、空気を改善します。内装にも使用できるほどの安全かつ環境にやさしい水性塗料です。断熱・保温・遮熱・遮音・防音・結露防止・空気質改善とメリットの多い塗料として選ばれています。マットな仕上がりが特徴的な塗料のため、艶ありの塗装はできません。キルコート同様に価格は高めですが、耐久性が高く15~20年程度です。メンテナンスコストを考慮すれば選択肢の一つと言えるでしょう。
断熱を強化できる塗料③
■NASA断熱塗料「ヒートカット」
ヒートカットはアメリカ製ハイテク断熱塗料の日本商標です。断熱塗料はNASA技術の派生品としてアメリカの塗料メーカーが開発したもので、ヒートカットも米国からの輸入品です。非常に取り扱いが簡単な塗料であり、複雑な下地処理は不要で、事前に塗布面のサビを落としておくことでそのまま塗布が可能です。断熱効果と遮熱効果はもちろん、防音・遮音、結露防止やカビ対策にも効果を発揮します。断熱材と同様の効果で冬は室内の暖房の熱を外に逃しません。夏も冬も快適な室温を保ちます。
断熱を強化できる塗料3つ
まとめ
3つの塗料は効果もほぼ同レベルです。夏も冬も快適な室温を保つことだけを考えた場合は好みで選んでも問題ありません。塗装業者と相談する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
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