外壁塗装に適した時期はいつ?季節は?経過年数は? | マルキペイントブログ

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2018.09.25

外壁塗装に適した時期はいつ?季節は?経過年数は?

外壁塗装をするのに適している季節

お客様に良く聞かれる話の1つとして、外壁塗装に適している季節を知りたいという方がいます。簡単に出来るような工事ではありませんので、適正な季節で工事したいのは当然です。

まず、答えから言ってしまうと、春と秋が1番適していると思います。また、月で言うと、3月,4月,5月、9月,10月,11月ごろです。(弊社のある関東地方の話です。北海道や沖縄のような地域とは異なる場合がございます。)

では、夏や冬は適していないのかというと、そうでもありません。学校のような大型物件は夏休みや冬休みを使い工事をすることが多くあります。また、塗料用シンナーには夏用と冬用がありますので、季節に合わせたシンナーを使用することで、季節での温度や湿度の差を埋めることもできます。

 

外壁塗装を行う前に知っておきたい塗料の性質

まず、外壁塗装を行う上で知っておきたい情報として塗料の性質です。

塗装が出来ない環境状態が

・気温が5度以下のとき

・湿度が85%のとき

湿度85%と言うのは基本的に雨が降っている状態ですので、誰からでも分かりやすい状態だと思います。

また、気温が5度以下という状態は、冬の朝晩に多いので、基本的にその状態を避ければ、塗装をすることは可能と言うことです。

 

季節によるメリット・デメリット

これまでのことを踏まえ、季節ごとのメリット・デメリットのお話をしたいと思います。

 

季節 メリット デメリット アドバイス
 

 

春、秋

気温、湿度ともに安定した時期で、職人としても工事がやりやすい時期 梅雨や台風が来る恐れのある時期。その為工期が延びる場合がある。 時期的に人気があり、問合せが多いため3カ月待ちと言うことも。優良な職人を増やし対応していますが、工事をする3か月前から問合せする事をおススメ致します。
 

 

太陽が出ている時間が長いため、作業時間も長く取れ、乾燥もしやすい。その為、工期が短くなることも。 暑い時期の為、足場などが、余計に邪魔に感じることも。 夏は屋根の場合80度近くまで温度を上昇します。建材自体が熱をこもっていると工事が出来ない場合があるので、工事内容の変更があります。しかし、それは最善な工事をする為の変更ですので、ご理解を。
 

 

外壁や屋根の建材が熱を持たない良い時期。最近の建材はサイディングなどの熱を吸収するものが多いため、冬は建材にとっては良い時期。 気温が5度以下になる場合があることで、その部分を、気をつけながら工事をする。また日が短いため、夏などに比べ工期が延びることも。 この時期は、年末までに工事をしたい、または年初めに工事をしたい、年度末までに工事をしたい、など、外壁塗装に不向きな時期のようで、問合せが意外にある時期でもあります。

また、建材にとっては蓄熱が少ない時期で、建築塗装には向いている時期とも言えます。

 

人気季節で工事を希望する場合

例えば10月ごろ塗装を行いたいと考えている場合。7月ごろに問合せをして下さい。問合せ後に現場調査を行います。その後、約1週間~10日くらいで見積書と診断書が出来上がり提出。それからご契約と言う流れになりますので、最短でもご契約されるまで2週間くらいは必要になります。その後、希望日に工事が入れるかどうかを確認致します。また、3か月前ですと10月5日と言うようにドンピシャで入るのは難しいかと思います。数日のズレはご理解してください。

 

外壁塗装をするのに適している季節のまとめ

今までのことを踏まえて、まとめると本来最適な時期と言うものはありません。その時期により、メリット・デメリットがあり、それに対応した工事が出来るかが大切なのです。

今回、この記事を書かせてもらうに当たり、塗料メーカーの営業マンと話をさせて頂きました。営業マンに環境のことを聞いてみたところこんな話をして頂きました。

「実際に温度と湿度で耐久性は変わってきます。車の場合ブースの中の温度や湿度を一定のものにしてもらい、さらに吹き付ける車体(鉄)の温度まで管理してから塗装を行います。

しかし、建築に置いては、そこまで求めるのは不可能なため、ある程度の状況に対応できるような塗料を作っております。どこのメーカーも気温5度以下で湿度が85%以上のときは塗装を行わないでくださいと言う、言い方をしているのは、その為です。

ですから、最終的に大事なのは、職人の知識と腕にかかってきます。現場経験が長く、現場判断が出来る優秀な職人であれば、どんな時期でも問題ありません。逆にどんな時期でも、未熟な職人であれば、不良施工は必ず出ます。」

とのことでした。

 

季節的なものも気になりますが、やはりそれに対応できる職人がいる大切なのだと言うことがお分かりになったと思います。

 

年数や家の状態から考える外壁塗装の時期

外壁塗装は何年くらいで行ったらよいのか?またはどんな状況になったらやらなければならないのか?消費者としては不安になってしまう問題です。

まず、年数的な部分で言いますと、10年くらいが最初の塗装時期です。この時期になりますと、屋根、外壁共に建材の劣化がある程度進行している時期です。

この時期に行っておけば、間違いない時期ではあります。

しかし、それ以前に外壁塗装を行わなければならない場合もあります。または築10年を過ぎた後に外壁塗装を行っても良い場合もあります。

それは、外壁の建材の状態で判断できます。

今回は、自分でも簡単に診断できるポイントをお伝え致します。

 

塗り替え時期と家の状態を自分でも簡単に診断できるポイント

チョーキング

外壁に触ると白い粉(白くない場合もあります)が手に付く状態をチョーキングと言います。これは、太陽光の紫外線により塗膜の樹脂が劣化し顔料である粉が手に付着したものです。樹脂が劣化しますと、塗膜の耐久性は無くなりますので、塗膜劣化のサインと考えて良いと思います。

ひび割れ(クラック) 

ひび割れは良くないと思うのは、一般の方でもお分かりだと思います。その中でも特に良くないものとしてあげるのであれば、横にヒビが入っている状態です。これは雨のときに面で雨水を拾い、内部に水を浸入させていきます。また、ひび割れをご自身で直すと、外壁塗装を行う際、その補修が出てしまいます。これを直すのは、かなりの手間で余計な費用がかかりますので、ひび割れの補修に関しても業者に任せることをおススメ致します。

 

 

目地劣化 

窯業系サイディングなどの目地の部分はコーキングと言った弾力性のあるものを注入しております。これは経年劣化することで、硬化し劣化が始ります。劣化しますと内部に水を侵入させる恐れがあります。

 

 

サッシ際

サッシ際は雨漏りが多い場所です。窯業系サイディングの場合コーキング材サッシの周りを囲っておりますが、コーキングが劣化している状態ですと、雨水が内部に浸透し、雨漏りになる場合があります。またモルタル壁でも、サッシの周りを見ますと長い年月により隙間があいている場合が多くそこからの雨漏りに繋がることもあります。

窯業系サイディングは新築時に塗装するのがベスト!?

これは、新車を購入したときに、ポリマーなどを掛けるのと同じような感覚です。窯業系サイディングの場合セメントなどを圧縮し、表面だけをデザイン性があるボードにしたものです。ですから、断面はセメントになっています。

最近の窯業系サイディングですと、表面は複雑な模様になっております。これを最初に保護をしておくと、10年後も綺麗な状態でクリア塗装が出来ます。

最初にクリア塗装を行わなくても10年後の塗り替えのときに、クリア塗装仕上げが出来る場合は、多くありますが、やはり塗膜劣化しているものを、クリア仕上げするので、最初にクリア塗装をした場合とは、外壁の状態が大きく違ってきます。

10年後に塗りつぶして良いと言う方は、最初にクリア塗装を行う必要はありません。

 

壁材による耐久性の違い

家の壁材は大きく分けて何種類かあります。壁材による耐久性の違いを開設致します。

 

1、木…3年~5年での塗り替えが必要。放置すると腐ってしまう。適切な塗料は防腐系塗料。キシラデコールやオスモ塗料など。

 

2、モルタル…10年程度の塗り替えサイクル。デメリットはひび割れが発生しやすくそこからの雨水が浸入する可能性がある。

 

3、窯業系サイディング…8年程度の塗り替えサイクル。蓄熱率が高いため、モルタルやALCなどより、塗膜劣化が早い。また、目地が10年サイクルで打ち直しが必要。

 

4、金属系サイディング…10年~15年の塗り替えサイクル。最近の金属サイディングは非常に優れていて、錆びにくいため塗り替えサイクルが長くなっています。また、軽く家に負担も掛かりにくく、シーリング目地も無いため、雨水が浸入する事が少ない。

 

5ALC…建材として優れています。10年程度での塗り替えサイクル。防火機能も高く、厚みもあるので寒さや暑さにも強い外壁材です。また、シーリング目地も太さと厚みがあるので、劣化して、雨水が内部に入ってしまうと言う心配が少ないでしす。

 

6RC…RCはコンクリート打ちっぱなしのことで、基本塗装は行いません。しかし汚れが出やすいので、新築時に光触媒やクリア塗装を行います。10年以上経って汚れが目立つ場合は、RC用の塗装で仕上げることもあります。また、数十年経つと、ひび割れから水が浸入し爆裂を起こす可能性があります。定期的な、診断は必要です。

 

7、タイル…数年ごとに打診検査が必要になります。打診検査とは、壁を叩いて音の状態から、タイルが浮いているかを判断します。タイルが落ちて、人に当たった場合、ケガをする可能性がありますので、打診検査と浮いている部分のタイルの張替が必要になります。

塗料の耐久性(塗り替え時期の目安)

塗料と耐久性のお話を致します。最近ですと、シリコン樹脂塗料が一般的と言われていますが、シリコン樹脂塗料以外にどんな塗料があり、どのくらいの耐久年数なのかをお話し致します。

アクリル樹脂塗料  5年程度

ウレタン樹脂塗料  8年~10年程度

シリコン樹脂塗料  10年~15年程度

ラジカル塗料    11年~16年程度

フッ素樹脂塗料   18年~25年程度

無機塗料      20年~28年程度

一般的にはこう言われています。では、シリコン樹脂塗料はラジカル塗料より本当に耐久が低いのか?もしくはフッ素樹脂塗料は無機塗料より耐久が低いのか?というと、そんなことはありません。

上の内容は業界が作った基準であり、本来は違うことがあります。

塗料は大きく分けて、顔料樹脂に別れます。顔料と言うのは色の事を言います。樹脂とは耐久性を司るものです。

上塗り塗装で使用する樹脂はアクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂しかありません。ですから、ラジカル塗料や無機塗料にも、このどれかの樹脂は入っています。ラジカル塗料や無機塗料は樹脂以外での耐久性を上げることが出来る塗料ですが、やはり耐久の要は樹脂になります。

ですから、ラジカル塗料や無機塗料にどの樹脂がどのくらい入っているかが重要になってきます。ですから、シリコンだからラジカル塗料より性能が悪いと言うわけではなく、シリコン樹脂塗料にも良いものから悪いものまであります。

フッ素樹脂でも無機塗料より耐久の高いものがあります。

ですから、このようなことを理解出来る、知識のある業者を選ぶことが、塗料選びに置いても重要になるわけです。

 

選ぶ色で塗装の耐久性(時期)が変わる

一般的に外壁塗装で多い色は、淡い色が多い。しかし、デザイン性が高い家や洋風な家には原色を使うこともあります。実は同じ塗料で塗装を行っても、色で耐久性は大分変ります。

原色に近い濃い色の場合耐久性は急激に低くなります。これは濃い色の場合蓄熱が高くなることでの塗膜劣化と顔料の色飛びにあります。

目安としては、原色を使うと通常の半分くらいの耐久性と考えても過言ではありません。ですから、原色を使用する場合は耐久性の高い塗料を選ぶか、色飛びをしにくい施工をしてもらうことをおススメ致します。

 

年数や家の状態から考える外壁塗装の時期(まとめ)

以上の事を踏まえて、外壁の塗り替えの時期は、壁材や塗料の種類、また選ぶ色など、様々な要因によって、異なります。

まずは、自分でも診断できるポイントを参考にそれぞれのお家の状態を確認される事をおススメします。

 

(執筆:株式会社マルキペイント代表取締役社長 及川正基)

 

 

 
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