4回塗りする業者は何が違うの?

塗り回数は多いほうがいい?

外壁塗装を塗る回数は一般的に下塗り1回、中塗り1回、上塗り1回の合計3回が多いです。
下塗りは壁と塗料が密着するように塗られるベースの塗装、中塗り、上塗りは完成時の色で塗る塗装です。
中には4回塗る業者もありますが、塗り回数は多いほうが良いのでしょうか?

4回塗る業者は下塗り1回、中塗り2回、上塗り1回で合計4回塗りの方法と、下塗り2回、中塗り1回、上塗り1回の2通りのパターンがあるようです。
下塗り1回、中塗り2回、上塗り1回の4回塗りでは、単純に色のついた塗料が3回塗られますので厚みが増すのは素人にも分かりますが、下塗り2回、中塗り1回、上塗り1回の4回塗りでは下塗りを2回することに意味があるのでしょうか?

下塗りを2回することの意味

住宅の外壁材は紫外線や風、酸性雨にさらされています。
厳しい環境の中、住宅を守っているのです。新築で建てられた住宅が1年経ち、2年経ち…と時間が経てば経つほど傷みは進んでいきます。
塗替えをお考えになる7~10年(或いはそれ以上)経った頃には建材自体が弱まっている場合が多くヒビ割れなどで傷んでしまっています。

そこで弱まってしまった建材を元の強さに戻すための強化を行うのが1回目の下塗りの役割となります。
高い浸透性の塗料を用いて建材自体に塗料を染み込ませる作業です。

2回目の下塗りは上塗りの耐久性を高めるため、細かいヒビを埋め、しっかりとした防水膜を作る作業です。
この作業を行うことで上塗りの塗料が劣化してきても下地の建材自体のヒビが埋められて防水膜が出来ていますので、雨水の侵入を防ぐことができます。
その上で通常の中塗り、上塗りを行いますから耐久性の高い塗膜を作ることができます。

1回1回の塗装に意味を考えている業者を選ぶべき

このように塗る回数、1回1回の意味を考えて施工している業者なら安心です。
やみくもに回数を塗って厚みを持たせようではない、意味のある4回塗りならやる意義はあります。

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